海と陸との境界である海面が、地球温暖化により上昇すると言われている。シロクマ等の極地に棲む生物に与える影響はもちろん、気候の変化、伝染病の拡大等、他にも温暖化による影響は計り知れない。

この作品は枯山水*の庭です。枯山水を仏教の庭としての意味だけではなく、世界観を表現するための新たな可能性を秘めた表現方法と考えました。砂の紋様は海面であり、そこに置かれたオブジェも様々なものに見立てています。(それぞれ5つくらいの意味があります。)

*禅宗寺院を中心に作られる日本庭園の様式。
水を用いずに白砂や小石を敷いて水面に見立て、山水の風景を表現する。